松橋研究所

カーリーキラー:Q&A

Q. カーリーキラーの成分は何から出来ているんですか?
A. 成分名を申し上げることはできませんが、多種の海水成分の化合物から出来ています。いずれも高いアルカリ性でカーリーの細胞の蛋白質と結合して強力に溶かします。
Q. 今まで色々なカーリー駆除剤を使ってみましたが、処置の翌日には消えても1週間くらいでまた同じ場所から生えてきてしまいます。カーリーキラーを使っても同じですか?
A. いいえそんな事はありません。カーリーキラーの駆除率は90パーセント以上と高い駆除効果を示します。
Q. やっぱりカーリーキラーじゃなきゃだめなんですか?
A. 粉末をカーリの口盤に乗せてもエサと間違えて食べてしまうくらい刺激が少なく粘性がある性質で、細かい粉末と粗い粉末を配合してあります。カーリーが体内に取り込んだ粉末は細胞を溶かしながら徐々に海水に溶解して天然成分に戻ります。細かい粉末は即効性がありますが持続性がありません。粗い粉末は持続性があり、じっくりカーリーが完全に消滅するまで効いていきます。
Q. 水槽にカーリーが大量に発生してしまいました。どうすればいいのでしょうか?
A. それはお困りでしょう。すべてのカーリーを根絶するのは大変難しく完全に消毒してセットをやり直すしかありません。
それ以外の方法としては
 1.あらかじめ生体が活着しているライブロックやサンゴの骨格などに付着しているカーリーを
   カーリーキラーで駆除しておきます。
 2.別の容器に生体を移します。
 3.残りの岩や砂を全部出して熱湯消毒(中心部まで加熱)します。
 4.出した物を全部戻します。
これでもカーリーは必ず復活してきますが数は減りますのでそれをカーリーキラーで駆除してください。ペパーミントシュリンプで駆除する方法もありますが食害のリスクがありお勧めはできません。
Q. カーリーの繁殖を抑えることはできますか?
A. カーリーの繁殖力は凄まじいものがあります。和名はセイタカイソギンチャクと言って刺胞動物門のクラゲの親戚で刺胞毒はクラゲに匹敵します。このため増え方もクラゲと同じと考えることもできます。水槽に数匹見られる程度のうちに根気よく駆除を続けていないと繁殖力に負けてしまいます。またイソギンチャクの特性で簡単に移動します。そして住みやすくて隠れやすい凹凸の岩の隙間に定着することが多いようです。このため敷き砂を細かくしたり岩や粗い砂を減らして駆除しやすい環境にする方法もあります。岩などを入れてレイアウトする場合はなるべく凹凸が少ない岩や陶器、貝殻などを入れると良いでしょう。エサが必要な飼育生体を控える事も有効です。また、あまり神経質にならずにカーリーキラーなどで駆除しながら共存共栄する考え方もあります。
Q. カーリーキラーでカーリーを一度にたくさん駆除すると良くないと聞きますが。
A. カーリーキラーの成分は前述の通り天然由来の海水成分から出来ており溶解すれば毒性は全くありません。それどころかミネラルの補給になります。しかし強アルカリ成分のため一度に多量に使用すると飼育水のペーハーが高くなる傾向があります。
Q. カーリーキラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. 全ての商品と併用しても問題はございません。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)治療薬や除去剤などは弊害の可能性がありますので注意してご使用ください。
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茶ゴケキラー:Q&A

Q. 茶ゴケ(珪藻)ってどんなコケですか?
A. 茶ゴケの種類は10万から20万種に及ぶと言われています。そのうち水槽に繁殖するものはごく一部ですが各水槽の条件により繁殖する種類は異なることがあります。苔の種(胞子)はいたるところにあり、その環境に適したものが繁殖します。茶ゴケは他のコケより増殖速度が速いため、水槽のセット後やエサを多く与えて水が汚れてくると大量に繁殖します。また窒素や燐を吸収して水質浄化に多少は貢献していますがあまり期待は出来ません。見た目が汚く水槽が暗くなるため嫌われています。
Q. 茶ゴケキラーを使うとどうして茶ゴケがとれるんですか?
A. 珪藻(ケイソウ)は不等毛植物門珪藻綱に属する単細胞性の藻類で細胞が珪酸質の被殻 (カラ)に入っているのが特徴です。この被殻の形成には珪素の取り込みが不可欠ですが元素周期表の珪素のすぐ下にあるよく似た性質のゲルマニウムを添加すると珪素と間違えて取り込んでしまい被殻が形成されなくなり珪藻は死滅してしまいます。
Q. 茶ゴケキラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 緑ゴケキラー
      (注)無脊椎の場合は同日の添加は避けて茶ゴケキラーを添加して数日経過、または水換えしてから緑ゴケキラーを使用してください。魚専用の場合も同日の添加は避けてください。
    3. 赤ゴケキラー
      (注)無脊椎の場合は同日の添加は避けて茶ゴケキラーを添加して数日経過、または水換えしてから赤ゴケキラーを使用してください。魚専用の場合も同日の添加は避けてください。
    4. 白点キラー
      (注)無脊椎の場合は同日の添加は避けて茶ゴケキラーを添加して数日経過、または水換えしてから白点キラーを使用してください。魚専用の場合も同日の添加は避けてください。
    5. 各種ミネラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. ミクロタッチ
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤や用途が重なる添加剤などとの併用は弊害の可能性がありますので避けてください。
Q. 茶ゴケキラーを上手に使う方法がありますか?
A.
  1. 濾過マットの洗浄や水替えをして水質が向上した状態で使用するとより効果を発揮します。
  2. 茶ゴケが多く繁殖している場合は初回に多めに添加して茶ゴケを死滅させ、徐去しておくとその後の使用量が少なくてすみます。除去した状態であれば水換えをしてから少量添加しておけば効果が持続します。
  3. サンゴ水槽の場合は照明が強いためエサを与えると茶ゴケが出やすくなりますが、栄養塩やリン酸塩が少ない場合は少量の添加で茶ゴケを除去することができます。
  4. 海水魚のみの水槽の場合は栄養塩やリン酸塩が多いため茶ゴケの発生が多くなりますので、除去するためには初期使用時は多量の添加が必要になります。特に過密飼育や岩などに長期に渡り付着した濃い茶色のコケの除去は長期間かかる場合があります。この場合は海水魚使用量の上限を添加してください。
  5. 淡水の場合は海水に比べて除去効果が非常に高く、少量の添加で効果があります。

清掃後に茶ゴケキラーを添加した場合の添加量と経過状況

(水量100Lに対して1回の添加量)


※水質や照明など諸条件により経過の状況は異なります。

Q. 茶ゴケキラーは飼育生物に影響しないんですか?
A. 影響が出る可能性があるのはサンゴやイソギンチャクだけですが使用量を越えて多量に使用しなければ問題はありません。よく観察しながら使用してください。
Q. 最初に水槽用茶ゴケ抑制剤を作ったのはだれですか?
A. ゲルマニウムが珪藻に効果があることを発見したのは1966年にLewin.j.phycologia氏の報告があります。その後、海草の養殖において珪藻が付着すると育成を妨げるため使われてきました。そこで弊社では水槽用に添加剤として応用できると思い、研究を重ねた結果、添加剤としては業界で初めて開発に成功して2004年から発売を始めました。
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粉末茶ゴケキラー:Q&A

Q. 液状の茶ゴケキラーがあるのになぜ粉末の海水魚専用が必要なんですか?
A. 海水魚専用の水槽は硝酸塩、リン酸塩などコケの栄養塩が非常に高いため茶ゴケ(珪藻類)の増殖には有利な水質になっています。液状の茶ゴケキラーでコケを除去するためには多量な添加が必要になり経済的な負担が大きくなっております。それは水槽が大型になるほど顕著になります。
粉末のゲルマニウムが徐々に溶けだして濾材に残留するため水換えによる成分の消失を抑えて効果を長期間継続することができます。
Q. 値段が高すぎると思いますが。
A. 使用していただくと解りますが海水魚の場合、少量の添加で強力な茶ゴケ抑制効果を発揮して長期間継続するため液状茶ゴケキラーの使用よりも数倍お得になります。
粉末タイプ茶ゴケキラーの登場で水族館やメンテ、リース企業様にも好評でご使用いただいております。
Q. 粉末茶ゴケキラーは説明文に長期間継続と書いてありますがどのくらい持続しますか?
A. 弊社の実験では水量100Lに対してスプーン摺り切り5杯入れた場合で3ヶ月から1年以上と水槽によってまちまちでした。それは飼育環境や水質、魚の密度など諸条件の違いによるものです。
除去したあとは定期的に少量添加するだけで持続いたします。
Q. 海水用と書いてありますが淡水に使用できますか?
A. 使用できます。当初は液状タイプがあるため淡水での使用は考えておりませんでしたが、冬場コイの池に茶ゴケが多く発生するためその除去に使用する方がおられます。淡水の場合は少量で効果がありますので全量使用で推定総水量約10トン(100,000L)程度は除去ができるかと思います。大型水槽などにも向いております。
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緑ゴケキラー:Q&A

Q. 緑ゴケキラーと他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー
      (注)無脊椎の場合は緑ゴケキラーと同日の添加は避けて除去添加が終了して数日経過後、または水換えしてから使用してください。魚専用に使用する場合も同日の添加は避けてください。。
    3. 赤ゴケキラー
      (注)無脊椎の場合は緑ゴケキラーと同日の添加は避けて除去添加が終了して数日経過後、または水換えしてから使用してください。魚専用に使用する場合も同日の添加は避けてください。
    4. 白点キラー
      (注)無脊椎の場合は緑ゴケキラーと同日の添加は避けて除去添加が終了して数日経過後、または水換えしてから使用してください。魚専用に使用する場合も同日の添加は避けてください。
    5. 各種ミネラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. ミクロタッチ
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤や用途が重なる添加剤などとの併用は弊害の可能性がありますので避けてください。
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赤ゴケキラー:Q&A

Q. 赤ゴケキラーはどんな特長がありますか?
A. 赤ゴケキラーには様々な素晴らしい特長があります。
  1. サンゴにも安全な天然海水の数種の成分濃度を高めて藍藻類(シアノバクテリア)の代謝系を阻害することで細胞を破壊し、跡形もなく消滅させます。
    使用量を超えて一度に多量の添加をしなければ飼育生体に悪影響はありません。
  2. 海水成分のため消費、分解されて残留、蓄積による毒性の心配はありません。しかし多量のコケが死滅した場合は早めの水替えが必要です。
  3. 添加後に水の濁りやスキマーの噴き出し、pHの変動など水質が悪化して後遺症が残ることはありません。
Q. 赤ゴケキラーを上手に使う方法がありますか?
A. 効果的かつ安全にコケの除去が行われることが重要になります。
  1. 水替え後に使用すると栄養塩の低下でコケの育成条件が悪くなる時の添加で相乗効果が望めます。
  2. 消灯時に添加することで光合成の休止により活性が落ちる時の添加で効果的に働きます。
  3. 使用量と回数は水槽の諸条件や計算水量と実水量の差、コケの量などで適量に違いがあります。表示の使用量の目安は生体の安全を考慮して決めてあります。

清掃後に赤ゴケキラーを添加した場合の日数と経過状況

(水量100Lに対して1日1回5mLの添加)


※水質や照明など諸条件により経過の状況は異なります。

Q. 赤ゴケキラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー
      (注)無脊椎の場合は同日の添加は避けて赤ゴケの除去が終了して数日経過、または水換えしてから添加してください。魚専用の場合も同日の添加は避けてください。
    3. 緑ゴケキラー
      (注)無脊椎の場合は同日の添加は避けて赤ゴケの除去が終了して数日経過、または水換えしてから添加してください。魚専用の場合も同日の添加は避けてください。
    4. 白点キラー
      (注)無脊椎の場合は同日の添加は避けて赤ゴケの除去が終了して数日経過、または水換えしてから添加してください。魚専用の場合も同日の添加は避けて赤ゴケの除去が終了して数日経過、または水換えしてから添加してください。
    5. 各種ミネラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. ミクロタッチ
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤や用途が重なる添加剤などとの併用は弊害の可能性がありますので避けてください。
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白点キラーQ&A

Q. サンゴ水槽用または海水魚専用水槽用のどちらを使えばよいのですか?
A.
  1. サンゴ水槽用を使用する場合
    1. 海水魚とサンゴや甲殻類、ライブロックなど無脊椎動物と共存、飼育している水槽はサンゴ水槽用を使用してください。
    2. 治療薬や銅などの使用歴がなく、現在は海水魚のみを飼育していても将来サンゴなど無脊椎動物を入れる場合はサンゴ水槽用を使用してください。
    3. 魚がメインでも無脊椎動物(サンゴ、貝、ヨコエビ、ゴカイなど全ての種類)や海藻、ライブロックが入っている水槽に海水魚専用水槽用を使用した場合は無脊椎動物が死滅、水質が悪化して魚に影響しますのでサンゴ水槽用を使用してください。
    ※治療薬や銅などの使用歴がなく、海水魚のみを飼育している場合は海水魚専用水槽用を使用するよりもサンゴ水槽用を水量100Lに対して1回15〜20mLを朝晩1日2回、約5日使用すると魚に対するストレスが少なく、より安全に有害菌の除去をすることができます。

  2. 海水魚専用水槽用を使用する場合
    1. 海水魚専用水槽用は海水魚のみを飼育している水槽用です。海水魚以外の無脊椎動物(サンゴ、貝、ヨコエビ、ゴカイなど全ての種類)や海藻、ライブロックが入っている水槽には海水魚専用水槽用は使用できません。
    2. 治療薬、銅などを常用した経歴がある水槽にはサンゴ水槽用を使用しても効きが悪いので海水魚専用水槽用を使用してください。

      (注)海水魚専用水槽用を常用した場合は残留成分により後日サンゴなど無脊椎動物や海藻、ライブロックを入れると影響することがあります。
Q. 使用上の注意を詳しく説明してください。
A. サンゴ水槽用の場合
  1. 添加後にサンゴの開きが悪くなり次の添加までに回復しない場合は使用量を減らすか水換えして回復してから継続、またはサンゴを別の容器か水槽に移して継続してください。
  2. ナチュラル水槽や小型水槽、過密水槽のサンゴの状態には充分注意してください。
海水魚専用水槽用の場合
  1. 使用量が多すぎると水槽水が白濁したり魚のエサ食いが悪くなったりすることがあります。添加を休止しても回復しない場合は水換えして使用量を減らして継続してください。
  2. 海水魚専用水槽用を常用した水槽はサンゴ水槽用を使用しても効きが悪くなります。
どちらも共通している使用上の注意
  1. ナチュラル式や外掛けフィルター、水槽セット初期及び濾材の洗浄後など濾過能力が弱い場合は本剤の成分を吸収、分解が遅く、効果的ですが添加を続けるうちに濃度が上がり過ぎ、生体に影響することがありますので使用量に注意してください。
  2. 本剤は飼育水槽またはシンプルな上部濾過槽や外掛けの簡易濾過槽付きを常時稼働したトリートメント水槽に添加して使用してください。プラケース、バケツなど濾過槽のない場合は魚に影響しますので「白点キラー海水魚トリートメント用」を使用してください。
  3. 水換えはなるべく添加前に行い使用量が多すぎたり生体に異常がある場合を除き、除去終了前に頻繁に水換えすると成分が薄まって効果が出にくくなります。白点の痕跡(傷跡)が完全に消えるまでしっかり添加した後、生体に異常がなければ3日間程度は経過観察して再発しないことを確認してから水換えしてください。
  4. 薬品や各種の添加剤、吸着剤、用途が重なる他社製品との併用は避けてください。
  5. 小型水槽の場合は水量に対して少量の誤差で効果や生体に影響しますので10mL未満の計量はシリンジを使用して正確に行ってください。付属の計量カップやスポイトは誤差が出やすいのでなるべく使用しないでください。
  6. 光の直射をさけ、子供の手の届かない所に保管してください。
  7. 白点キラーは数種の海水組成成分からできており、海水よりも濃縮していますので人体に付着した場合は水で洗ってください。お子様が誤って飲み込んだ場合は吐き出させる、または水を多量に飲ませて尿として排出して異常がある場合は医師に相談してください。

Q. 使用量の目安には水量100Lに対してと書いてありますが、水量とは実水量のことですか?
A. 水槽の内側の幅と奥行き、高さは底面からの水位で計算した水量から内容物を差し引いた実水量に濾過槽の実水量をプラスした量が基準になります。
Q. 使用量について詳しく説明してください。
A. 各水槽ごとに使用量は異なりますので本剤を初めて使用する場合は当てはまる項目の使用量の少ない量から添加、通常効果が出始めるのは約3日〜5日ですから5日を過ぎても生体に異常がなく効果が出ない場合は増量してその水槽の適量を探り出し次回からの参考にしてください。
(注)使用量の目安は100Lに対して4mL〜12mLと幅がありますが、諸条件で使用量が異なり上限、下限の幅が変わることがあります。

サンゴ水槽用の場合
  1. 濾過槽がないナチュラル式などの水槽にSPSやLPS、ソフトコーラルなど水質に敏感なサンゴや無脊椎動物が入っている場合は水量100Lに対して1回4mL〜6mLを約6日添加してください。

    (注)濾過能力が弱いナチュラル式などの場合は本剤の成分が吸収、分解が遅く、添加を続けると濃度が上がりすぎサンゴなど無脊椎動物に影響することがありますので使用量にご注意ください。

  2. 濾過槽がある水槽にSPSやLPS、ソフトコーラルなど水質に敏感なサンゴや無脊椎動物が入っている場合は水量100Lに対して1回7mL〜10mLを約5日添加してください。

    (注)濾過能力が強い場合やろ材が多い場合、敷き砂を厚く敷いている場合は白点の卵(シスト)が溜まり易くデトリタスやバクテリアにより成分の分解、吸収が早くなりますので使用量が少ないと効果が出ないことがあります。

  3. 濾過槽がある水槽に水質に敏感なサンゴや無脊椎が入っていない場合は水量100Lに対して1回10mL〜12mLを約4日添加してください。

    (注)使用量が適量かの判断の目安として通常3日を過ぎた頃から効果が表れ始めますので、5日を過ぎても効果が出ない場合は使用量が不足していることがあります。(効果が出始めるのは約3日〜5日)小型水槽、過密水槽の場合は生体の状態には充分注意して増量してください。
海水魚専用水槽用の場合
  1. 治療薬や銅などの使用歴がない場合及びセット初期や濾過槽清掃後など濾過能力が弱い場合は水量100Lに対して1回4mL〜6mLを約6日の添加。
    ※治療薬や銅などの使用歴がなく、海水魚のみを飼育している場合は海水魚専用水槽用を使用するよりもサンゴ水槽用を水量100Lに対して1回15〜20mLを朝晩1日2回、約5日使用すると魚に対するストレスが少なく、より安全に有害菌の除去をすることができます。

  2. 治療薬や銅の使用頻度は少なく1年以上使用していない水槽の場合は水 量100Lに対して1回7mL〜10mLを約5日添加してください。

  3. 治療薬や銅などの使用歴があり、オーバーフロー式など濾過能力が強い水槽の場合は水量100Lに対して1回10mL〜12mLを約4日添加してください。
(注)小型水槽や小型魚の場合には使用量に充分注意してください。
Q. 使用量を多く添加してしまいました。どうすればよいですか?
A. 当てはまる項目の最大使用量の1.5倍以下の場合は添加を休止して生体の調子をみて少しでも影響がある場合は水換えしてください。1.5倍以上の場合はすぐに3分の一程度の水換えをして生体の調子に注意して添加を継続してください。
(注)活性炭での対処は即効性に欠け、成分の吸着量がわからないので適しません。
Q. なぜサンゴ水槽用海水魚専用水槽用の2種類が必要ですか。どちらか片方で両方に使えないんですか?
A. 海水魚のみを飼育の場合はサンゴ水槽に比べてエサを与える量が多く、水質が富栄養化になり、魚の抵抗力が落ち、有害菌の繁殖に適した環境で蔓延しやすくなります。また、濾材や敷き砂にデトリタスの蓄積やバクテリアが多く本剤の有効成分の吸着、分解が早くなります。海水魚専用水槽用はこの環境に適した配合に構成されており、サンゴ水槽に海水魚専用水槽用を少量に水で薄めて使用しても各種成分の適切な成分バランスにはならず、無脊椎動物に悪影響するだけでなく、有害菌の除去効果も失いますのでサンゴ水槽(海藻、イソギンチャク、無脊椎動物の全てを含む)には使用しないでください。
Q. 白点キラーを使用して白点が確認できなくなったらどこで添加を止めればよいですか?
A. 早めに添加を止めてしまうと再発することがあります。生体に異常がなければ白点の痕跡(傷跡)が完全に消えるまで(約5日〜8日)しっかり添加した後、3日間程度は経過観察して再発しないことを確認してから水換えしてください。水替え後念のため1回〜2回添加すればより再発を防ぐことができます。
Q. 朝晩1日2回の添加と書いてありますが昼夜1日2回または1日1回でもよいですか?
A. 本剤は白点の卵(シスト)から分裂した遊走子(セロント)と魚体から離脱したプロモント(卵、シストになる前)が水中に浮遊している時のみに除去効果があります。大半の卵が分裂する時間帯は深夜から早朝とされていますので午前6時頃から午前10時頃までと午後8時頃から午後12時頃までの添加が理想ですが、日中にも分裂や離脱をしますので添加の間隔を8時間以上空ければ何時でも構いません。
※1日1回の添加にした場合、後半効きが悪い時間帯ができるのであまりお勧めできません。
Q. 白点キラーを上手に使う方法はありますか?
A.
  1. 新魚導入時には「ジャームキラー」でハダムシなどの寄生虫を除去してから濾過槽付きのトリートメント水槽で約十日間様子をみて白点が発生した場合は本剤を使用し、除去してから本水槽に入れる方法が理想です。
  2. 濾過槽付きのトリートメント水槽を使用しない場合は「ジャームキラー」でハダムシなどの寄生虫を除去してからプラケース、バケツなどで数日観察して白点が発生した場合は「白点キラー海水魚トリートメント用」を使用、除去してから本水槽に入れてください。
  3. 新魚導入ですぐに本水槽に入れる場合は「ジャームキラー」でハダムシなどの寄生虫を除去してから魚を本水槽に入れた直後から1回〜3回添加して2週間程度経過を観察して発症したら水換え後、除去するまで添加してください。
  4. 水換え、清掃、濾過槽の洗浄、レイアウトの変更などは卵(シスト)が休眠から覚めて分裂する場合があるので1回〜3回添加すれば白点を抑制することができます。
  5. 早め早めの対応が一番です。常備しておき疑わしいと感じた時に使用すれば数回の添加で有害菌から生体を守ることができます。

Q. 本剤使用中に他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー、緑ゴケキラー、赤ゴケキラー
      同日の添加は避けて有害菌の除去が終了して数日経過、または水換えして安定してから使用してください。
    3. 各種ミネラー、ミクロタッチ
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見ながら使用してください。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. 同じ用途の製品との併用による相乗効果はごくまれで相殺したり、除去ができてもどちらの効果か解らなくなり、生体に2倍以上のストレスがかかるので併用しないでください。
    2. その他除去剤や添加剤は相殺、弊害の可能性がありますので併用しないでください。
    3. 活性炭は本剤の成分を吸着しますので併用しないでください。その他ゼオライトや活性アルミナ、リン吸着剤、硝酸吸着剤などすべての吸着剤の併用も効果を減衰させます。
Q. サンゴ水槽用はサンゴに安全と謳っていますがサンゴや無脊椎動物に全く影響はありませんか?
A. 数々のテストや実験をしてサンゴや無脊椎動物に影響が出ないように製作しておりますが、システム環境や水質、または生体の調子にもよりますし、サンゴの種類によっても感受性に違いがありますのでよく観察しながら使用してください。使用量は多いほど効果はありますがサンゴに影響することがあります。添加後にサンゴの開きが悪くなり次の添加までに回復しない場合は使用量を減らして様子を見るか水換えして回復してから継続、またはサンゴを別の容器か水槽に移して継続してください。
Q. 白点虫が水槽から根絶しているかはどのように判断しますか?
A. 卵(シスト)の休眠期間は長い場合は数か月以上と言われていますので完全に根絶することは困難ですが水換えや水温の変動があったり、レイアウトの変更や底砂を掃除しても長期間発症しなければ根絶している可能性があります。有害菌が根絶していれば外部から持ち込まないかぎり再発することはありません。
Q. 白点キラーを使用しても硝化バクテリアは大丈夫ですか?
A. 硝化バクテリアに影響する成分構成ではありませんので安心してご使用いただけます。使用後の残留成分は必須ミネラルとして生体や、バクテリアに吸収利用されて徐々に分解します。
Q. 1日2回、5日間毎日添加しましたが効果がありません。原因は分かりますか?
A. 下記の原因が考えられます。
  1. 使用量の目安は100Lに対して4mL〜12mLとありますが、諸条件で使用量が異なり上限、下限の幅が変わることがあります。使用量が適正な場合は3日〜5日ころには効果が出てきますので効果が出ない場合は生体の調子に注意して増量してください。
  2. 添加すると菌類やバクテリア、有機物などにより本剤の成分の吸収、分解が始まります。点滴やドーシングポンプであまり長い時間をかけると成分濃度が上がらないため、10分程度、長くても1時間程度で終わらせてください。
  3. 外部ろ過を使用している場合はろ材が密閉されて酸素不足になりやすく強力なほど効果が出にくくなります。その場合は濾材を半減、またはリング濾材をお勧めします。
  4. 海水魚専用水槽用や治療薬、銅などを常用した経歴がある水槽でサンゴ水槽用を使用した場合は効果が出にくくなります。
  5. 本剤を連日使用の途中で数回または多量に水換えをした場合。
  6. 栄養塩(硝酸塩、リン酸塩)や、有機物が多い水質の場合。
  7. 水槽を2台以上連結、循環していて両方に魚がいる場合。
  8. 外部濾過を2台以上併用または連結している場合。
  9. 水槽水量に対して濾過能力が極端に強い場合。
  10. 濾過槽やマットが過度に汚れている場合。
  11. 底面濾過を使用して汚れている場合。
  12. 水槽内に砂を厚く敷いている場合。
  13. 吸着剤や他の添加剤を併用した場合。
  14. 魚を過密に飼育している場合。
  15. 重症化している魚がいる場合。
  16. 水槽の水温が22℃以下の場合。
  17. 初期のリムフォシスティスは白点と見分けがつきにくく、毎日同じ場所に継続して出やすく徐々に増えたり肥大する場合があります。白点よりも長引くことが多く、7日前後で除去できる場合もありますが状況により長期間かかることがあります。5日を過ぎても除去しない場合はリムフォを疑って見てください。
  18. 本剤に有効な菌類ではない場合や吹き出物などの場合。
  19. ※上記の要因を取り除く、または生体の調子に注意して増量してください。
Q. 水道水またはRO水で10倍以上に薄めて10分程度かけて流れの強い所へ添加してください。と書いてありますが、水道の水で良いですか?
A. 理想はRO水ですが水道水で十分です。10倍に薄めた場合で水槽水の千分の一の水量ですから中和剤も必要ありません。ただし、水道水で薄めた液は変質しやすいので数時間以内に使用してください。また、高濃度で生体に触れさせないために希釈水量は多いほど安全ですが、蒸発量を超えないでください。
Q. いつでも使用出来る様に常備していますが、封を開けていなければ、有効期間はどのくらいですか?。また開封後はどうでしょうか?
A. 常温で暗い所に保管していれば無機化合物なので数年は劣化しないはずですが、不純物がゼロではないので、なるべく1年以内に使用してください。開封後は容器内への異物の混入を避ければ劣化を防げます。
(注)水槽の横など強い光が当たるところに長期間置いておくと劣化しますのでなるべく暗い所に保管してください。
Q. 魚がこすっていますが白点が見えません。白点キラーを添加したほうが良いですか?
A. 一口に白点と言っていますが、白点が見えるものには白点虫(クリプトカリオン・イリタンス)以外にもウイディニウムやブルックリネラ、リムフォシスティス、吹き出物などがあり、初期には白点がはっきり見えないことが多く、透明なヒレなど透かして見ると解ることもあり、見えた頃には重症化している場合もあります。添加するとその刺激で表皮内深部に潜伏していた成虫(トロホント)が表皮の表面に出て白点が多数現れることがあります。特にウイディニウムは白点が小さくて見えにくく新規導入の魚や小型魚は重症化しやすいので疑わしい場合は数回添加して経過をみてください。
(注)アサリなど生エサを与えた場合やハダムシの寄生でもこすりますが本剤では効果がありません。
Q. ショップでは白点が見られなかったので購入して家の水槽に入れましたが翌日には白点になってしまいました。なぜですか?
A. 原因1.白点に感染していても成虫(トロホント)が表皮内深部に侵入して潜伏している間は白点は見えません。新魚の場合は体力の消耗や環境の変化によるストレスで抵抗力が弱まり表皮内深部で成長した成虫(トロホント)が表皮の表面に出て初めて見えるようになります。潜伏期間は状況により異なり長期間になることもあります。
原因2.白点に感染していなくても新魚の場合は体力の消耗や保護粘膜の損傷、環境の変化によるストレスで抵抗力が弱まり水槽内にシストがいる場合は孵化した遊走子(セロント)に感染しやすく急速に発病することがあります。
Q. 自然の海でも白点病になりますか?
A. 魚体から離脱したプロモント(卵、シストになる前)は壮大な水量と強い潮流に流されて定着できる卵(シスト)は減り、孵化した遊走子(セロント)は微生物や無脊椎動物の餌にもなるため感染のリスクは下がります。抵抗力がある魚は感染しない、または感染しても重症化せずに自然治癒することもあると推測されます。潮流が弱い沿岸部では感染、保菌している魚が多いかもしれません。白点虫は水槽などの閉鎖的で狭い環境に持ち込まれて感染、増殖、再感染を繰り返して重症化するので問題になっています。
Q. 魚が白点病などに感染するまでの前兆や感染後の様子は解りますか?
A. まず前兆としては。
  1. ショップではエサを食べていたのに自宅の水槽に入れたら食べなくなった。
  2. 給餌の時に集まりが悪くなった。
  3. 魚全体または一部の魚がエサの食いが悪くなった。
  4. 権力関係のバランスが崩れて喧嘩が増えた。
  5. 有害菌のストレスで警戒心が強くなり、音や光、人影に敏感になり、すぐ驚いて岩陰に隠れる。
  6. 片方の鰓を開けている。
  7. 水の落ち口や吹き出し口で口を開けて留まる。
  8. エビにすり寄って鰓を開けている。
感染すると。
  1. 岩などに体をこすりつける。
  2. 体や頭をぶるぶる振ったり突っ走る。
  3. 色が褪せてくる。
  4. 魚の目やヒレなどに白濁が見られる。
  5. 体に白点などが現れる。初期は昼間より早朝や夕方以降に現れる。
  6. 白点の大きさは菌の成熟の度合いや魚の表皮構造、体調、有害菌の種類などにより異なります。
発病すると。
  1. エサを食べなくなる。
  2. 目がうつろになり呼吸が速く動きが緩慢になる。
  3. 岩陰から出てこない。
※海水魚専用水槽の場合や過密飼育の場合は有害菌の増殖、蔓延が速いため早めの対応が重要です。
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白点キラー海水魚トリートメント用Q&A

Q. 使用法を詳しく説明してください。
A. 下記の方法でトリートメントすることができます。
  1. バケツなどの容器に新しい海水または飼育水(例:10pの魚1匹で5L)を入れてエアーレーションとヒーターをセットして本剤を添加、撹拌してから魚を入れてください。魚を入れてから添加する場合は魚に直接かからないようにエアーの泡の上に添加してください。
  2. 全量水換えして上記と同じ手順でやり換えは通常1日1回ですが給餌や脱糞などで水が汚れた場合はその都度、やり換えてください。また、菌が体表から離脱したときに行う。または、朝晩1日2回やり換えると効果的です。
  3. 魚の購入時は本剤では除去できないハダ虫やエラムシなどの寄生虫を別売りのジャームキラーで淡水浴をして除去し、トリートメント水槽で2〜3週間様子をみて白点が発生した場合は本剤で除去してから本水槽に入れるとより効果的です。
  4. 全換え水などで魚を移す時に購入時のように大き目のビニール袋に水ごと魚を入れて口を押えて逆さにして水だけ抜けば魚に手を触れず、網も使わずに魚を移動すことができます。使用済みの水が多少入っても問題はありません。
    注)素手で魚に触れる場合は手に付着している有害菌や薬品、洗剤、クリームなどを水道水で良く洗って手を飼育水温より少し低めにしてから魚に触れてください。
Q. 他の白点キラーでは同じようにトリートメントできませんか?
A. 本剤はバケツや簡易水槽で安全かつ効果的にトリートメントできるように作られています。海水魚専用水槽用やサンゴ水槽用の白点キラーは飼育水槽に添加して使用するためのもので、各々使用法や使用条件が異なります。それぞれの条件に合わせて各成分の配合比で製造しておりますので飼育水槽用の白点キラーを使用してバケツや簡易水槽でトリートメントを行った場合は成分濃度のバランスが崩れて効果が出なかったり、濃度が高すぎて魚に過度なストレスがかかり非常に危険ですので使用しないでください。
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ジャームキラーQ&A

Q. サンゴ用では白点菌やハダムシなど魚の有害菌は関係ないのでは?
A. サンゴや水槽水には多種の有害菌が付着、存在している可能性があります。水槽に魚が居ない場合や後から魚を入れることがなければ関係ありませんが、水槽内に魚に係わる有害菌を持ち込むことになります。またビブリオ菌などは魚とサンゴに共通した菌種です。
Q. 魚のハダ虫などは淡水浴すれば済むことなのに、なぜジャームキラーが必要ですか?
A. 淡水浴はpHショックや浸透圧により体内に水分が侵入してくるため魚に大きなストレスがかかり、耐容時間が短く死亡リスクも高くなります。また有害菌や害虫などの除去できる種類も限定されてしまい除去率もあまり良くありません。これを改善したジャームキラーを使用すれば淡水の除菌効果とジャームキラーの成分との相乗効果で安全に有害菌や害虫などを除去することができます。
Q. ジャームキラーを使えば全ての有害菌や害虫を除去できるんですか?
A. できればそう在りたいですが、残念ながら100%の除去はできません。保菌(キャリアー)している場合や体内に寄生している害虫などの場合は除去できません。如何にして有害菌の持ち込みをを減らし、生体にかかるストレスを軽減して免疫力を働きやすくさせて罹患率を下げることが大切です。
Q. 淡水浴は経験がなく怖くてできません。ジャームキラーを使えば安全にできますか?
A. 淡水浴の危険性はpHショックもありますが、やはり一番多いのは低比重のため浸透圧による呼吸不全でのショック死です。この問題を軽減してなおかつ淡水浴の効果を発揮させるためにジャームキラーにはpH上昇剤と海水組成成分の特に重要な成分を適量配合し、浸透圧を軽減することで安全性が向上しております。それでも魚の種類や状態または作業方法によっては危険な場合があります。下記の点に注意すれば安全にジャームキラー浴を行うことができます。
  1. 本剤は健康な魚に付着または寄生、及び海水に含まれる有害菌や害虫を駆除してトリートメントするもので、病気や衰弱している魚に使用することはできません。
  2. ジャームキラーは淡水に添加することで除菌効果と安全性を向上させています。使用量を減らすと十分な効果を発揮しません。
  3. 購入してきた魚や長時間輸送してきた魚の場合はバケツや予備水槽などに入れて元気なことを確認して呼吸を整えてからジャームキラー浴を行ってください。
  4. 水浴する前に追い回したりして暴れさせて呼吸が早くならないように注意してください。
    以下、魚を別のバケツに移す場合の一例です。
    魚を素手でつかまずに手袋をしてください。または、手網を別のバケツの上に乗せてそこへ海水のほとんどを静かに流します。バケツに残った魚をジャームキラー浴のバケツに指ですべり落とします。海水と共に魚が手網に落ちた場合はそのままジャームキラー浴のバケツに移します(多少の海水がジャームキラー浴水に混入しても問題はありません)。
  5. 水浴する前に飼育水を入れたバケツを用意しておき、ジャームキラー浴中に呼吸が極端に早くなったり横になって指で触れても逃げないなど異常を感じたらすぐに飼育水を入れたバケツに入れてください。
  6. ジャームキラー水浴に慣れるまでは淡水浴の耐容時間が長い種類の魚から試して安全な手順を習得してください。
Q. 淡水浴の耐容時間が長い魚にはどんな種類がありますか?
A. 長い順の目安として(1)スズメダイ科 (2)クマノミ亜科 (3)カワハギ科 (4)フグ科 ( 5)カレイ科 (6)エイ科 (7)イサキ科 (8)カサゴ科 (9)キンチャクダイ科 (10)チョウチョウウオ科 (11)イットウダイ科 (12)アイゴ科 (13)アジ科 (14)ハタ科 (15)ニザダイ科 など。
Q. 淡水浴の耐容時間が短い魚にはどんな種類がありますか?
A. 短い順の目安として(1)幼魚や小型魚全般 (2)バスレット、グラマ科 (3)ベラ科 (4)ハナダイ亜科 (5)ハギ、ニザダイ科 (6)ハタ科 (7)アジ科 の順になります。
Q. 「水浴中に魚の反応が鈍くなった場合」とはどのように判断すればいいですか?
A. 魚の種類で違いますがチョウチョウウオのように初めは横になってもしばらくして泳ぎだす種類もあります。ウズマキなどは初めから横になったまま泳ぎ出さない場合がありますが手で触れようとすると逃げます。このように反応が敏感であれば水浴を続けても問題はありません。水量が少ないと解りにくくなります。
Q. ジャームキラーを上手に使う方法はありますか?
A. ジャームキラーは生体を水槽に入れる前に使用して頂き、水槽に入れてからは白点キラーの使用で効率よく有害菌を除去することができます。
Q. ジャームキラーで魚の水浴は手間がかかります。もっと簡単に水浴する方法はありますか?
A. 次の順番で行ってください。
  1. 魚がゆったり泳げる量の飼育水温に合わせた水道水(中和剤は入れず)を容器に取り、本剤を添加してエアレーションしておきます。
  2. そこへ魚のみを入れて1分〜6分間水浴をします。
  3. 水浴する前に飼育水を入れたバケツを用意しておき、そこへ魚をいれます。
  4. 魚の呼吸が落ち着いてからボールなどの容器で水ごと魚をすくって容器ごと飼育水槽の中へ浸して自力で泳がせて放してください。または飼育水を入れたバケツごと飼育水槽の中へ浸して自力で泳がせて放してください。
(注)魚を飼育水槽に入れる場合は魚だけドボンと入れるといろいろな危険が伴いますので上記の方法で行ってください。
Q. ジャームキラーで水浴した後、魚から離脱した有害菌や害虫の死骸を見ることができますか?
A. 白点虫やウイディニウム、トリコディナなど小さい物は見ることができませんがハダムシはジャームキラー浴2分〜5分で白濁して体表から離脱して1ミリ〜3ミリの円盤状で白濁してバケツの底に沈下する。エラ虫は寄生時は2〜8ミリの線虫でジャームキラー浴3分〜6分で白くなり、1〜4ミリに縮んでエラから剥がれ落ちバケツの底に沈下する。白濁する場合が多いため黒いバケツが見やすい。また、多量に出た場合は魚の状態が良ければ離脱が無くなるまで数回繰り返してください。
Q. ジャームキラーでトリートメント(ジャームキラー浴)するとどんな種類の有害菌や害虫を除去できますか?
A. 生体や海水には多種多様な有害菌の感染や付着、混入していることがあります。
  1. 白点(クリプトカリオン):繊毛虫
    導入時に持ち込み、エラやヒレ、体表に寄生する。通常直径が約0.5ミリと大きいが状況により小さい場合もあり、ウイディニウムと紛らわしい。ハギ、チョウチョウウオ、ヤッコ、フグなどがなりやすい。導入時のジャームキラー浴が有効で、本水槽で白点キラーを使用するとより効果的。淡水浴では除去効果がない。
    (注)効果は体表に付着、または海水に生息している遊走子(セロント)に限ります。すでに感染して表皮内に寄生、潜伏している成虫に除去効果はありません。
  2. ウイディニウム:渦鞭毛虫
    導入時に持ち込み、エラやヒレ、体表、腸に寄生してコショウを振りかけたようになる。直径が小さく発見が遅れると感染力が強いため蔓延して重症化しやすい。ハギ、チョウチョウウオ、ヤッコなどがなりやすい。導入時のジャームキラー浴が有効で、本水槽で白点キラーを使用するとより効果的。淡水浴では除去効果がない。
    (注)効果は体表に付着、または海水に生息している遊走子(セロント)に限ります。すでに感染して表皮内に寄生、潜伏している成虫に除去効果はありません。
  3. トリコディナ:繊毛虫
    導入時に持ち込み、体表に白い幕をかぶったようになる。クマノミ、ハナダイがなりやすく、進行が早く重症化しやすい。ジャームキラー浴は淡水浴よりも短時間で除去率が高い。
  4. ビブリオ:ビブリオ菌の一種
    ヒレ基部や肛門が赤くただれて鱗が立ってくる。常在菌だが初夏から秋の高水温時や水質悪化時に発生しやすい。導入時のジャームキラー浴が有効。
  5. ハダムシ:ネオベネデニア属 Benedenia sekii(ベネデニア・セキイ)
    導入時に持ち込み、体表やエラなどに寄生する。目の表皮(角膜)が白くなり、放置すると穴が開き失明する。感染力が強く水槽内での駆除は困難。持ち込まないようにジャームキラー浴で侵入を防ぐ。直径約1〜4ミリの透明で扁平の虫がジャームキラー浴2分〜5分で白濁して体表から離脱する。淡水浴よりも短時間で除去率が高い。
  6. エラムシ:吸血線虫 Axineseriolaの一種 Heteraxine heterocerca(ヘテラキシネ・ヘテロセルカ)寄生時は2〜8ミリ
    導入時に持ち込み、エラに寄生する。チョウチョウウオやヤッコに多く、寄生されると呼吸が早くなり頭を振ったり突っ走ったりする。血を吸われ貧血でエラが白くなると末期症状。感染力が強いため蔓延して水槽内での駆除は困難。エラに食い込み血を吸って赤黒い線虫はジャームキラー浴3分〜6分で白くなり、1〜4ミリに縮んでエラから剥がれ落ちる。淡水浴では効果がない。
  7. リンホシスチスウイルス
    通称「リムフォ」はカリフラワー状にヒレや口、エラブタ、体表などに寄生し、自然治癒することもあるが長期間かかる。ジャームキラー浴が有効。
  8. ヒラムシ
    導入時に持ち込み、蔓延すると駆除が困難になり、サンゴに被害を与える。持ち込まないようにジャームキラー浴で侵入を防ぐ。
  9. RTN(Rapid Tissue Necrosis)
    ミドリイシに感染し、進行が速く共肉が溶けてしまう。ジャームキラー浴やミネラーシリーズの添加が有効。
  10. ブラウンジェリー(Brown Jelly Disease)
    LPSが茶色くゼリー状に変色し、かなり速いスピードで個体全体へ広がる。早急に部分切除するか、ジャームキラー浴で除去する。
  11. ダイノス:渦鞭毛藻類
    茶色いコケ状で、気泡でバルーンが上がる。サンゴに覆い被さるように広がり、毒性があるため魚や貝も食べてくれない。 蔓延すると駆除が困難で、サンゴに多大な被害を与える。持ち込みを防ぐにはジャームキラー浴が有効。
  12. 微細藻類
    珪藻類、藍藻類、緑藻類、褐藻類など好ましくない藻類の侵入を防ぐ。
  13. 寄生貝類
    ヤギなどに擬態して食い荒らす。ジャームキラー浴で侵入を防ぐ。
  14. ウミケムシ(ゴカイ)
    持ち込むと増え、刺されると赤く腫れて水疱になる。ジャームキラー浴で侵入を防ぐ。
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リムフォキラーQ&A

Q. 白点キラーにもリムフォシステイスに効果があると記載されているのに何故リムフォキラーが必要ですか?
A. 白点キラーの主な目的は白点やウイディニウムを除去することにあります。リムフォシステイスに対しては付属的に効果が期待できますが除去には長引くこともあります。 これに対してリムフォキラーの主な目的はリムフォシステイスを除去することにありますので当然、成分構成や使用方法が異なりリムフォには効果的に作用します。このため白点キラーに対してリムフォキラーは姉妹品と言えるでしょうか。
Q. リムフォと白点との違いはどこで見分けることができますか?
A. 初期のリムフォは点が小さく白点と似ていて間違えることがあります。
  1. リムフォの場合は毎日同じ場所に終日白点があり、急に数が増えることは少なく徐々に増えたり肥大したりします。
  2. 白点で重症の場合は終日の白点は在りますが通常は日中に体表から離脱して白点が消える時間帯があります。しかし、離脱しても痕跡は数日残ることがあります。
Q. リムフォキラーで白点やウイディニウムも抑制すると書いてありますが除去もできますか?
A. 除去も出来ますが1回の使用量は同じで朝晩1日2回の添加が必要です。
Q. リムフォになぜ感染しますか?
A. リムフォはリムフォシステイスウイルスによる感染で水槽内には普通に存在していて魚の表皮に傷がつくとそこから感染します。また、ウイルスのため他の魚に伝染することがあります。
Q. リムフォを予防することはできますか?
A. 水槽内をリムフォキラーや白点キラーで完全に除去しておけば外部から持ち込まなければ感染することはありません。新魚導入の際はジャームキラーで淡水浴すれば持ち込みを防ぐことができます。
Q. リムフォキラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A. 茶ゴケキラー、赤ゴケキラー、緑ゴケキラー、白点キラーはリムフォの除去が終了して数日経過、または水換えしてから添加してください。
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ミネラーHi:Q&A

Q. 微量成分の添加剤を使用したことがありませんが飼育生物が長生きしているし調子は悪くありません。定期的に水換えすれば必要ないと思いますが。
A. それは貴方の飼育が上手だからです。しかし飼育生体をよく観察されると分かりますが購入した時よりサンゴの開きが小さくなったり色は退色していませんか。そしてショップの入りたての生体やサンゴ礁の生物を観ると生き生きしていてサンゴの開きは水槽のそれとはかなり違いがあることに気づくと思います。それは色々な理由がありますがその一つに微量成分の減少があります。全ての生物には生存に必要な元素を体内に蓄積されていますが補給が足りないと徐々に減少していき弊害をもたらします。微量成分の消失は早いのでその蓄積を減らさないようにすることが大切です。
Q. 今まで色々な添加剤を使って見ましたが効いている感じがよく分かりません。
A. 効果が全くない添加剤はおそらく無いと思いますがメーカーによってかなりの差がある事は事実です。それは微量成分の場合、製造の基準になる天然海水に含有している量が微量のため精確に分析、計測することが困難で成分によっては測定値に一桁以上のバラツキがあります。その数値を基に計算して作ると問題があります。それは生物に必要な元素でも摂取量の上限を越えて過剰に摂取すると害があるからです。このため計算だけで作るには安全を考慮すると濃度を下げて作るしか方法がありません。弊社は各成分ごとに長期に渡り数々の実験をして摂取量の上限や成分の吸収と分解速度による成分残存量などのデータを基にしてミネラーHiを開発、製造しておりますので各種成分濃度は他社の製品よりも高めに配合されております。
Q. 添加してもサンゴの開きの違いがよく分かりません。
A. 水替え後は成分が多少補充されますので数日後または水替え間近で微量成分が不足している時に添加すると効果が分かりやすくなります。分かりやすい生体の種類は触手が大きく開くイソギンチャクやソフトコーラル、LPSなどです。またシステムの構造的欠陥や水質悪化などの場合は効果が出にくいことがあります。
Q. ミネラーHiを入れたらサンゴがすごく開きました。調子が良いので多めに入れても大丈夫ですか。
A. 効果が分かるということはその水槽はうまく稼動していて水質が良く、飼育生体をよく観察されている証拠です。しかし微量成分が不足していたようですね。多めに入れても調子が良ければかまいませんが足りているところへ入れても効果がないばかりか生体にストレスがかかります。このため入れすぎは良くありません。
Q. ミネラーHiの適量はどうすれば分かりますか?
A. 適量を知るためにヨウ素以外通常は計測できませんから添加前と添加直後から生体をよく観察して比較してください。入れてすぐにサンゴやイソギンチャクが反応して開きがよくなった場合は微量成分が不足していた場合、または適量と言うことになります。入れても変化がない場合は足りている、または硝酸塩、リン酸塩濃度が高いなど水質や水槽システムに問題がある場合があります。多めに入れた場合は数時間後から翌日以降にずれ込んで開きがよくなります。過剰な場合はサンゴの開きが悪くなったりイソギンチャクは触手を細く縮ませたり砂に潜ったりします。その時は2日〜3日使用を休止して様子を見てください。下記の微量成分残存量の説明を参考にしてください。
※ミネラーHiとミネラーMainはセット仕様になっていますが同時添加せずに1日以上ずらして添加した方が各々の効果や適量が解りやすくなります。

海水成分残存量の説明

1、ヨウ化カリウムの場合(実験、実測を基にした想定値)


<< グラフをクリックすると拡大表示されます >>

2、微量成分ミネラーHIの場合(実験を基にした想定値でヨウ化カリウムを除く)


<< グラフをクリックすると拡大表示されます >>

3、微量成分ミネラーHIを毎日水量100,000L(100t)に対して1,000ml使用した場合
  (実験を基にした想定値でヨウ化カリウムを除く)


<< グラフをクリックすると拡大表示されます >>

※上記海水成分残存量の説明図は平成21年9月に納品先である大手水族館に提出したものです。
100Lに換算の場合は1,000で割ってください。

Q. 各種ミネラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    3. 緑ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    4. 赤ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    5. 白点キラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. ミクロタッチ
      併用しても問題はございません。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤や用途が重なる添加剤などとの併用は弊害の可能性がありますので注意してください。
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ミネラーIodine、Zinc、Molybdnum:Q&A

Q. 微量成分はミネラーHiがあるのになぜ3種類の添加剤が必要ですか?
A. 次の理由により製作いたしました。
  1. アクアリストの水槽は飼育生物やシステム環境、水質などは同じのものは一つとしてございません。したがって成分の消費量、残存量、など必要とする成分に違いがでてきます。このためミネラーHi、Main、Iodine、Zinc、Molybdnumと併用することでその水槽に対して一番理想的な供給をお試し行うことができます。当然併用の場合は各々の添加する量は減らして行うことになります。
  2. 多くの種類の成分を高い濃度に配合するために製造過程において混合した場合、各成分の間で化学反応や拮抗作用などにより目的の効果が得られない場合があります。このため濃度を高めるためには限界があります。相性の良い成分に3分割することでミネラーIodine、Zinc、Molybdnumはこの問題を解決いたしました。
  3. 単にミネラーHiのみの使用よりもその水槽に合った使い方を見つけることで生体の調子も上がりトータルとしてランニングコストを抑えることができます。
Q. 添加してもサンゴの開きの違いがよく分かりません。
A.
  1. 使用量の目安は毎日水量100Lに対して1mL(10滴)または1日おきに2mL(20滴)または 週に2回3mL(30滴)を添加とありますが週に2回3mL(30滴)添加するとサンゴの開きが良く分かります。添加の間隔は水槽により異なりますので調整してください。
  2. 水替え後は成分が多少補充されますので数日後または水替え間近で微量成分が不足している時に添加すると効果が分かりやすくなります。分かりやすい生体の種類は触手が大きく開くイソギンチャクやソフトコーラル、LPSなどです。またシステムの構造的欠陥や水質悪化などの場合は効果が出にくいことがあります。
  3. ミネラーIodine、Zinc、Molybdnumはセット仕様になっていますが単独使用も可能ですが成分に偏りになりますのでなるべくセットで使用をお勧めします。その場合は同時に添加せずに2時間以上または1日ずらして添加した方が各々の効果や適量が解りやすくなります。
Q. ミネラーIodine,Zinc,Molybdnumの適量はどうすれば分かりますか?
A. 適量を知るために添加前と添加直後から生体をよく観察して比較してください。入れてすぐにサンゴやイソギンチャクが反応して開きがよくなった場合は微量成分が不足していたことになります。入れても変化がない場合は足りている、または硝酸塩、リン酸塩濃度が高いなど水質や水槽システムに問題がある場合があります。足りているのに添加した場合は数時間後から翌日以降にずれ込んで開きがよくなります。過剰な場合はサンゴの開きが悪くなったりイソギンチャクは触手を細く縮ませたり砂に潜ったりします。その場合は2日〜3日使用を休止して様子を見る、または水換えしてください。
Q. 各種ミネラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    3. 緑ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    4. 赤ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    5. 白点キラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. ミクロタッチ
      併用しても問題はございません。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤や用途が重なる添加剤などとの併用は弊害の可能性がありますので注意してください。
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ミネラーMain:Q&A

Q. ミネラーMainの適量はどうすればわかりますか?
A. 主要成分は海水に含有している比率が比較的高い成分なので人工海水を使用している場合は各メーカーによる配合成分の種類や配合比率などに大きく左右されます。またその成分の何が不足しているかはなかなか分かりません。計測できるものは測定値で判断できますが100パーセントの水替えをしないかぎり徐々に減少してバランスを崩していきます。含有比率が高い分、濃度過剰に対する有害性は少なくむしろ多少高めの方が良いようです。下記海水成分残存量の説明を参考にしてください。
※ミネラーMainとミネラーHiはセット仕様になっていますが同時添加せずに1日以上ずらして添加した方が各々の効果や適量が解りやすくなります。

海水成分残存量の説明

主要成分ミネラーMAINの場合(実験を基にした想定値でヨウ化カリウムを除く)


<< グラフをクリックすると拡大表示されます >>
※上記海水成分残存量の説明図は平成21年9月に納品先である大手水族館に提出したものです。
100Lに換算の場合は1,000で割ってください。

Q. 各種ミネラーを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    3. 緑ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    4. 赤ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    5. 白点キラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. ミクロタッチ
      併用しても問題はございません。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤や用途が重なる添加剤などとの併用は弊害の可能性がありますので注意してください。
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ミクロタッチ:Q&A

Q. ミクロタッチに興味がありますが使い方がよく分かりません。
A. 下記の説明書を参考にしてください。

ミクロタッチ マルチタイプ 取扱説明書

■粉末で使用する場合

主に小型の魚に向いており、水面に落とす、またはつまんで水中へ入れて与えます。オーバーフロー式水槽の場合はフロー管から落ちないように対処をしてください。
適応種:スズメダイ、テンジクダイ、ヤッコ、ハギ、チョウチョウウオ、ハナダイ、ハゼ、金魚、グッピー、ネオンテトラ、フグなど。他にサンゴ給餌時の臭い付け。

■ミネラーまたは水と混ぜて使用する場合

別売りのミネラーと組み合わせて使用すると栄養豊富で多用途の飼料を簡単に作ることができます。サンゴに与えた場合、ちぎれるため魚やエビに取られにくくなります。

1.ゼリー状にして魚や甲殻類に与える場合:

カップにミネラーを約3ml、ミクロタッチを付属のスプーン1杯を入れて混ぜ、スポイトやシリンジで与えます。軟らかいと細かく分解して食べ残しが出て水を汚すことがあり、なるべく硬めにしてください。魚が多くエサが全体に行き渡らない場合は淡水を入れた容器に輪を描きながら麺状に適量を作り、水ごと一度に給餌します。魚のサイズによってスポイトの先端の太さを決めて切ってください。1日数回栄養強化としておやつ感覚で与えてください。
余ったエサは室温保存で当日、冷蔵保存で3日程度使用が可能です。使用した容器、スポイトなどは中までよく洗って乾燥させてください。
適応種:魚全般、甲殻類
※シリンジを利用する場合は硬めのゼリー状に作り空気が入らないようゆっくり吸い込みます。シリンジごと保存すれば冷蔵で1週間、冷凍で3ヶ月程度使用可能です。

2.ゼリー状にしてサンゴやイソギンチャクに与える場合:

はじめにミクロタッチの粉末を水槽に少量入れ、サンゴのポリプを開かせておきます。1.と同様に作り、水流が早い場合は止めてから口または口の近くの触手に乗せて与えてださい。給餌の量は個体により違いがあり、好日性の生体は与え過ぎると調子を崩すため控えめに、陰日性の生体は水質を考慮して充分に与えてください。
適応種:イボヤギ、ハナギンチャク、イソギンチャク、L.P.S全般

3.スープ状にしてプランクトン食の生体に与える場合:

カップにミネラーを約10ml、ミクロタッチを付属のスプーン1杯を入れて混ぜ、スポイトやシリンジで与えます。ハナダイなどプランクトン食の魚には水流に乗せて与え、餌付いてきたら徐々に濃度を上げてゼリー状のエサに切り替えてください。S.P.S、ヤギにはメインポンプを止めて水流に乗せて時間をかけて充分に与えてください。イボヤギやオオタバサンゴ、キクメイシ、イソギンチャクなどには水流を止めて降りかけてください。
適応種:S.P.S全般,L..P.S全般、ヤギ、イボヤギ、ハナギンチャク、イソギンチャク、ハナダイ、ハゼ、スズメダイ、テンジクダイ、など

4.ペースト状にしてポリプ食、餌付きの悪い魚に与える場合:

カップにミネラーを約2ml、ミクロタッチを付属のスプーン1杯を入れて混ぜます。粘度の目安は味噌程度で、サンゴ岩や貝殻などに塗って、太目のテグスを結び水槽へ入れます。食べ残しはテグスを引き寄せ早めに取り出してください。
ポリプ食の魚は偏食で選り好みが激しいため、ブラインシュリンプやアサリのミンチなどを混ぜて餌付かせます。餌付いてきたら徐々に混ぜる量を減らしてください。
主原料:クリル、桜エビ、スルメイカ、ホタテ貝、いりこ、シルクワーム、ケルプ、海苔、スピルリナ、オキアミ、アミエビ、アサリ、イカゴロ、ブラインシュリンプ、コペポーダ、他

■使用上の注意

  • ミクロタッチは乾燥重量で生の約5分の1に濃縮されていて栄養価が高いため食べ残しがでないように与えてください。
  • 市販の粒状、フレーク状フードや海水、コペポーダを混ぜると「ぬめり効果」を減衰させてバラケやすくなります。
  • 給餌時に止めたポンプは必ず廻してください。
  • 濡れたスプーンは容器に入れないでください。
  • 本製品は鑑賞水槽用です。食用ではありません。
  • 高温多湿をさけ、子供の手の届かない所に保管してください。
  • 生体の病気や死亡についての保証は一切致しません。あらかじめご了承ください。


Q. マルチタイプと水生無脊椎動物用は何が違うんですか?
A. 水生無脊椎動物用はマルチタイプよりも粉末粒子を細かくして粘性を減らし、SPSやヤギ、貝類など微細生物を捕食している生体にも取り込みやすくなりました。また、サンゴなど無脊椎動物の栄養補給に適した原料の配合にいたしました。
Q. ミクロタッチはサンゴにどのくらいの量のを与えれば良いのですか?
A. 適量に給餌することはなかなか難しく、生体の種類によって違いがあります。少量のミクロタッチをまくと食欲がある生体は匂いで触手を開いて要求してきます。スープの濃さによりますが、少量ずつ与えることで元気に開き、太り気味で痩せて来なければ適量になります。与えすぎの見分け方としてはエサを戻したり口からよだれ(粘液)を出すことなどがあります。
Q. 水生無脊椎動物用の使用時に注意することはありますか?
A.
  1. 好日性のサンゴやイソギンチャクは褐虫藻による栄養補給があるため、ある程度強い光と給餌をすることで長期飼育することができます。生体により個体差がありますが与えすぎは調子を崩すことがあります。
  2. 陰日性のキサンゴ、ヤギなどは水質が許す範囲で少量を毎日与えると調子を維持することができます。
  3. 共通する内容がありますので上記のマルチタイプの説明書をご参照ください。
Q. ミクロタッチを他の商品と併用する場合に注意することはありますか?
A.
  1. 弊社の商品と併用する場合
    1. カーリーキラー
      併用しても問題はございません。
    2. 茶ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    3. 緑ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    4. 赤ゴケキラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    5. 白点キラー
      問題はございませんが、サンゴなど無脊椎の場合は調子を見て使用してください。
    6. 各種ミネラー
      併用しても問題はございません。
  2. 他社の商品と併用する場合
    1. (注)除去剤などとの併用は弊害の可能性がありますので生体の調子を見て注意して使用してください。
上記以外のご質問などはコチラから
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